本記事は2026年6月21日配信のメルマガ「サンデーブリーフィングvol.10」を加筆修正したものです。

ジョホール、新たな経済変革計画「JETP」始動--RM167.4億規模
6月18日、ジョホール州政府が「Johor Economic Transformation Plan(JETP)」を発表しました。 8つの重点産業にまたがる83件の投資プロジェクトを優先的に推進し、総額RM167.4億(約6,700億円)規模の投資を見込む内容です。
これまで話題の中心だったJS-SEZは、ジョホールバルなど一部地区に絞った「点」の取り組み。今回のJETPは、「JS-SEZは大きな転換点だが、それは氷山の一角に過ぎない」と州首相が語る通り、JS-SEZを含む州内10地区全体に産業の裾野を広げる「面」の計画です。一つの巨大プロジェクト頼みではなく、複数の地区・産業が同時に育っていく--投資先としての厚みが増しています。
出典・参考情報:
The Star(2026年6月18日):83 investments projects will be prioritised, says Johor caretaker state executive councillor

インドネシア、外国人観光客が今年も増加基調--1~4月で8.24%増
インドネシアの観光統計です。2026年1~4月の外国人訪問者数は468万人で前年同期比8.24%増、第1四半期の観光外貨収入は40.5億ドル(約6,828億円)で前年同期比6.3%増となりました。
背景にあるのが「スーパープライオリティ観光地(DSP)」という政府の正式な観光振興プログラムです。「バリ島一極集中」の是正を狙い、コロナ禍を経て5地域に絞り込まれたもので、ロンボクのマンダリカもその一つ。今回の数字は、この国家戦略がインドネシア全体として効いてきていることを示しています。
ジョホールやロンボク島は弊社でも視察を重ねているエリア。先日も視察をしてきたばかりですので、明日以降、視察報告も含めてメルマガにて配信予定ですのでお楽しみに。
出典・参考情報:
Jakarta Globe(2026年6月17日):Indonesia’s Tourism Revenue Rises 6.3% on Higher Foreign Tourists Spending
Indonesia expat(2026年6月18日):Foreign Tourist Arrivals to Indonesia Rise by 8.24%, Tourism Foreign Exchange Earnings Reach US$4.05 Billion
今週のまとめ
今週は、ジョホール州とインドネシアの観光市場における新たな「面」の戦略が明らかになりました。ジョホール州では、JS-SEZの枠を超えて州内全域の産業を底上げする「JETP」が始動し、投資先としての安定感と厚みが増しています。また、インドネシアではバリ島一極集中を是正する「スーパープライオリティ観光地(DSP)」戦略が功を奏し、ロンボク島を含むエリアへの観光客流入が順調に拡大しています。国策の恩恵をダイレクトに受けるこれらのエリアの成長に、引き続き注目が集まります。
※本記事は情報提供を目的としており、特定の投資を推奨するものではありません。投資にはリスクが伴い、為替・市場環境により実際の収益は変動します。
