東南アジア現地の最新政経・不動産動向をお届けする【サンデーブリーフィングvol.14】。今週は、開業目標が2027年1月となったジョホール・シンガポール間のRTSリンクの動向と、ホテル稼働率100%を記録したロンボク島マンダリカ特区の最新状況についてK社長の視点で解説します。

RTSリンク、開業目標は「2026年末」から「2027年1月1日」へ
これまで「2026年末までの開業」という話もあったジョホールバル・シンガポール間のRTSリンクですが、Free Malaysia Todayの報道によると、現在の運行開始目標は2027年1月1日で、ブキッチャガー駅のイミグレーション施設にはeゲート100レーンが設置される計画です。稼働後はコーズウェイの越境移動の30~40%をRTSリンクが担うと見込まれています。
RTS Link key to attracting high value investment to Johor | Free Malaysia Today
あわせて7月12日には、シンガポール側のウッドランズに、RTSリンクおよびウッドランズ・ノースMRT駅と直結する複合開発「ウッドランズ・ゲートウェイ」の計画も公表されました。第一期は2030年ごろの完成が見込まれ、バス乗換施設や商業・オフィス機能が入る予定です。
Singapore unveils plans for Woodlands hub to link with Johor RTS | Free Malaysia Today
あくまで私個人の見解ですが、開業時期が数週間ずれ込むこと自体の不動産市場への影響は限定的だと考えています。むしろシンガポール側が2030年に向けた沿線開発を具体化させてきたことは、RTSリンクが一過性のインフラではなく長期の都市計画の骨格として扱われている証拠であり、ブキッチャガー周辺の資産価値を下支えする材料だと見ています。
ロンボク:マンダリカのホテル稼働率が100%に
7月11~12日開催の「ポカリスエット・ラン・ロンボク2026」を前に、マンダリカ経済特区内の複数ホテル(ラジャクタ・ホテル・マンダリカ、モンタナ・オーシャンサイド・マンダリカ、JMホテルなど)で稼働率が100%に達したと、開発主体のITDCが発表しました。プルマン・ロンボク・メルジャニ、ノボテル・ロンボクも90%超だったとのことです。
Okupansi hotel di KEK pariwisata The Mandalika tembus 100 persen | ANTARA News
なお、マンダリカ経済特区全体の累積投資額は2026年第1四半期時点で約6兆600億ルピア(2024年末比でおよそ2,300億ルピア増)と、緩やかながら着実な増加が続いています。
KEK Mandalika Tarik 29 Investor, Realisasi Investasi Tembus Rp 6 Triliun | investortrust.id
これまでMotoGPなどのモータースポーツに依存しがちだったマンダリカの集客が、ランニングイベントのような「非レース系」の需要でも稼働率を押し上げ始めている点は、通年での稼働安定化という観点からポジティブに捉えています。

現地・市場からの一言(ロンボク島特別セミナー アーカイブのご案内)
7月11日に開催した、ロンボク島のデベロッパー、バンブーラボ社との合同セミナーは非常に多くの方にご参加いただきました。
なお、日程が合わず参加できなかった方のために、今回特別にアーカイブ動画をご案内いたします。ご希望の方は、以下のフォームよりお気軽にお問い合わせください。
7月23日 幻冬舎ゴールドオンラインセミナーのお知らせ
6月にも開催しました幻冬舎ゴールドオンラインでのジョホールセミナーを7月23日にも開催することが決定しました。詳細および参加申込は以下のリンクよりご確認ください。
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